登録時の選択項目(セレクトボックス、ラジオボタン、チェックボックス)を、データベースに格納しておく事ができます。
項目定義ファイルの方式に従ったデータベースを作成する方法を説明しています。
データベースファイルは以下の場所に格納されています。
格納場所 | ファイル種別 | ファイルの説明 |
./tdb/ | *.csv | テキストデータベースファイル |
データベースファイルは以下のような形式で記述されています。
例) 各システム:都道府県データベース(./tdb/prefectures.csv)
データベース概要
- | A列 | B列 | C列 | D列 | E列 | F列 |
フィールド・カラム名 | shadow_id | delete_key | id | area_id | name | name_kana |
データの例 | 0 | (空白) | PF01 | AREA01 | 北海道 | ホッカイドウ |
データの説明 | 0からの連番 | 削除フラグ | 都道府県ごとのID | エリアごとのID | 名称 | フリガナ |
※新しいデータベースを作成する場合、A列(shadow_id)とB列(delete_key)は必ず記述して下さい。実際のデータはC列から入力します。
※./lst/prefectures.csvでの定義はC列から始まります。
項目定義ファイル
都道府県データベースの場合、項目定義ファイル(./lst/prefectures.csv)は以下のように設定されています。
行数 | A列 | B列 |
1 | id | string |
2 | area_id | string |
3 | name | string |
4 | name_kana | string |
※データベースのA列(shadow_id)、B列(delete_key)は項目定義ファイルでは定義しません。
データベース作成時の注意
※項目定義ファイル(./lst/*.csv)とデータベースファイル(./tdb/*.csv)は同じファイル名で保存します。
新しく作成したデータベースをFTPでアップロードし、tool.phpからSQLデータベースにインポートします。
ファイル名がnewlist.csvの場合は「テーブル名:newlist」を「インポート」して下さい。
都道府県をプルダウンから選択して登録する場合、普通は以下のようなHTMLを書きます。
例1) addsというフィールド(カラム)にPF**というデータを登録する。
HTMLの記述サンプル <select name="adds"> <option selected="" value="">未選択</option> <option value="PF01">北海道</option> <option value="PF02">青森県</option> <option value="PF03">岩手県</option> <option value="PF04">宮城県</option> <option value="PF05">秋田県</option> ~省略~ <option value="PF47">沖縄県</option> </select>
先ほどの都道府県データベースを利用し、弊社のシステムではコマンドコメントを使用し以下のように書くことができます。
例2) addsというフィールド(カラム)にPF**というデータを登録する。
コマンドコメントの記述サンプル <!--# code tableSelectForm adds prefectures name id 未選択 #--> 結果: 例1のサンプルと同一
<!--# ここにコマンド #--> | コマンドコメントの標準形式 |
code | コードを呼び出す |
tableSelectform | 指定したテーブルの全項目を、選択可能なプルダウンで表示する。 正規化された別テーブルに分離されたカラムを選択する時等に利用する。 |
adds | nameの値 |
prefectures | table名 |
name | optionに表示されるカラム名 (北海道、青森県など)※./lst/prefectures.csvのカラム名 |
id | valueの値に入れるカラム名 (PF01、PF02など)※./lst/prefectures.csvのカラム名 |
初期値(省略可) | 上記の例では省略しています |
未選択時の表示(省略可) | 未選択 |
このように、テンプレートの記述方式は別々でも、例1と例2の出力結果は同じ物になります。
上記でデータ登録した際、addsには「PF01」という記号が登録されます。
「PF01」という記号を、「北海道」と表示するには以下のようなコマンドコメントを記述します。
コマンドコメントの記述サンプル <!--# alias prefectures adds id name #--> addsに「PF01」が入っている時の結果: 北海道
<!--# ここにコマンド #--> | コマンドコメントの標準形式 |
alias | 別テーブルの指定カラムをキーに検索を行い置換して表示する |
prefectures | table名 |
adds | 置換対象となるレコード(データ)のカラム名 |
id | テーブルの検索カラム |
name | 置換表示するカラム |
このように、記号で格納したデータを元に、置換して表示することができます。